武骨ワークス.のロゴ
-文字ロゴに込め想い-
「武骨」という言葉には''骨ばってごつごつしている"、''洗練されていない”といった意味があります。現代社会は新しいものに溢れ、日を追うごとに暮らしは便利になっていきます。
そんな現代だからこそ、利便性を忘れて「武骨」という価値観が必要なのではないかと考えます。
武骨ワークス.の文字ロゴはなにも着飾らない明朝体。
最後の.には無駄なく仕事を終えるといった意味が込められています。
-絵ロゴに込め想い-
自然で温かみがある、シンプルな丸いロゴに仕上げています。
武骨ワークス.のカルチャーを様々な人々と作りあげ、
広げていきたいという想いを込めて、手を組むイラストを中央に描きました。
このロゴはMEI SASAKIさんに作成して頂きました。
武骨ワークス.の願い
-長く大切に-
「無駄がなく長く使えるモノ」ということを大切にし、堅牢に小物を製作します。
材料は牛ヌメ革とロウビキされた糸、金具のみ。作品も出来るだけシンプルに仕上げます。
また武骨ワークス.の小物は全て手作業で製作された一点モノ。
同じデザインで製作しても革の持つ質感や風合いから同じモノはできません。
そんな一点モノの作品を"自分だけのモノ"として
長く大切にに使っていただけることを武骨ワークス.では願っています。
-経年変化-
武骨ワークス.では使用者によるの経年変化を大切にします。
例えば
「財布はいつも左ポケットに入れるとしっくりくる」、
「名刺はケースのここを持って取り出し、相手に差し出す」
といったように使用者にはモノの使い方のくせがあります。
長年使い続けることによって少しづつ使用者のくせがモノに個性として現れてきます。
そのような個々の経年変化が愛着に変化していくと信じています。
製作の過程
紙型・試作
作品の出来はほぼ紙型製作で決まるといっても過言ではありません。
どのようなデザインにするか?、機能はどの程度盛り込むか?などを考え、実際に紙型に起こしていきます。
微調整を繰り返しながら作品のデザインが決まります。
裁断・組み立て
いよいよ製作に入ります。
革を裁断し、トコ面(革の裏側)を整えます。そして穴を開け、ひと穴ひと穴手縫いで塗っていきます。
革と常に対話しながら作業を進めます。コバ磨き(革の側面を整える作業)も丁寧に行います。
作品によってはボタンやファスナーを取り付けたり、編み込みの技法を使ったりもします。
仕上げ・包装
仕上げのコバ磨きを行い、全体的なバランスを整えます。最後に革の乾燥を防ぐために牛脚油を全体に塗り込み完成になります。完成した作品はロゴの入ったハギレと一緒に丁寧に包装され、発注者の元に届けられます。